つい最近ニュースでも話題になっております終身雇用終了のお知らせ。
新卒から同じ企業に就労し、毎日朝から晩まで頑張って働いても中年になったら捨てられてしまう社会。
そのような状況下でも若手がサラリーマンを続ける理由があるのでしょうか?

まずは会社からノウハウを吸収

終身雇用時代であれば、会社組織の中でしっかり立ち回れば給与は上がり老後も年金で楽に過ごせる社会でした。
会社のために働き、利益を上げていたにもかかわらず、自身のお給料が高くなりすぎると会社は「高給取り」を「負債」と考えるようになっています。
これは会社の経営層以外はすべて「コスト」である日本の会社組織の発想からそのような評価、考えにつながっているのでしょう。

ですので、捨てられてしまうかもしれない私たちは自分の力で地に足をついて稼ぐがないと生きていけません。
会社から学べるものはすべて自分の中に落とし込み、次のステップへ行くための糧としましょう。

学習のための時間稼ぎ

「会社から学べるものはない」そんな方も習い事や資格取得を目指す上で非常に良い環境であればそのままサラリーマンを続けましょう。
サラリーマンの特権はみなさんご存じの通り、就労時間内をのらりくらりと乗り切れば給料が貰える仕組みです。
また、慣れた職場であれば仕事にかかるストレス負荷にも慣れているはずですので、
さらなる自分磨きへ効率的に時間をかけられます。

お給料をもらいながら、近い将来の自分へ「スキル」という名の「贈り物」をすることを思うと楽しく学習できるのではないでしょうか。

人間関係の構築

会社の中の人、外の人かかわらず人と接する時間は必ず発生することでしょう。
人とのコミュニケーションを赤の他人と取ることはなかなか難しいので、こういった環境を有効活用し接点を持っておきましょう。
将来、自分が何か行動に移す時に相談できたり、営業できたり良い関係性を維持することで動きやすい環境は今から作ることができます。
あまり深くかかわる必要はありません、浅く「良い人」で印象を植え付けらるだけでも覚えてもらえればそれだけで価値があります。

終身雇用終了=奴隷制度廃止

最後に持論となりますがやっと日本社会の奴隷制度が廃止されたと考えております。
これは私が過去プログラマーとして働いていた時代に36協定等で残業代が満額支給されない経験があり、釣り合わない金額で長時間の労働を強いられる環境を正社員=奴隷と考えるようになったためです。

これは良い側面と悪い側面があり、何も考えなくても生きていきたい人にとっては悪いニュースになるでしょう。
自身の人生やスキルについて向き合い、考え行動し結果を出していかなければ競争に勝てないからです。
世間ではラットレースと呼ばれていますが、こういったラットレースから早く抜け出すためにまじめに会社で出世を目指す人もいるほど日本ではサラリーマン信仰が強いのですが終身雇用終了のお知らせでようやく変わり始めるかもしれません。

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