ネットワークビジネス「マルチレベルマーケティング」概要

wikipediaによると

マルチ商法、MLMなど連鎖販売取引の総称。日本では現実としてマネービジネスの対極の概念として考えると非常の理解が容易である。ネットワークビジネスとはいわゆる「利益」を求めての経済活動ではなく「仲間」を求めての人脈活動として機能している。

とあるようにビジネスの側面を持ちつつ、実態はメンバー「仲間」を勧誘しながら広げていきます。
この「仲間を勧誘する」という行為が非常に重要です。

口コミを利用した流通

商品流通手法の一つであるネットワークビジネスですが、基本的な考え方は「口コミ」を人から人へと伝えることで商品を積極的に利用するユーザーを獲得します。
ですので、一般企業のように広告や代理店といった販促は行いません
あくまで、ディストリビューターと呼ばれる「人」が「この商品は良かったよ」と実体験を話しながら商品を流通させていきます。

MLMは特定商取引法「連鎖販売取引」

ネットワークビジネス(MLM)はねずみ講と認識している方もいますが、日本では特定商取引法に定められている「連鎖販売取引」に該当します。
無限連鎖講は別の法律で禁止されておりますが、MLMは物販ですので必ず自身で商品を購入する必要があります(特定負担)。また、自身で勧誘すればマージン(特定利益)を得られる仕組みです。
これらの商品は決して安いものではありませんが、粗悪品を高く売るということは無限連鎖講に該当すると法律で定められている為、基本的には品質が高い商品であると言えるでしょう。
詳細はMLMとねずみ講との違いでも説明していますので参照ください。

ネットワークビジネスの歴史

世界で初めてネットワークビジネスを展開したのは、アメリカ、カリフォルニア州を本拠地とする「ニュートリライト・プロダクツ」(1934年にカリフォルニアビタミン社として創業)であると言われています。

当時は訪問販売が盛んであったが販売員と消費者を一つにする手法が当たり、様々な同じ商法を取り入れ、急速に普及していきました。
と同時に、法整備がない時代に多くの庶民が参加できて、なおかつ「年収数十倍の夢」があるこのビジネスだが、それがこのビジネスを歪める一因でもあったのです。
売上やタイトルにこだわり無理に商品を購入したり勧めたりする人もでてきて、庶民はこのビジネスの勧め方によっては経済的損失を被ることもあるとわかり、不満が膨らんだそうです。

庶民が一生懸命にやりすぎた結果ともいえるかもしれませんね。
こういった問題は現代の日本でも存在しますが、やり方を間違えているから不満がたまるわけであり、しっかりと先人がこれから始めようとするビギナーにリスク回避の方法を伝えていないことが問題であると考えています。

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