ネットワークビジネスは会社によって報酬プランや商品が異なる為、スタートする会社はとても重要です。
1000社以上のプランがある中で何を選択するかはあなた次第。
業界の知識を持ちつつ、あなたにあった会社を選びましょう。
前の記事はこちらから

直下が少ない「バイナリー」

ネットワークビジネスは自分で多くの人を勧誘することで伸ばしていくシステムですが、バイナリーはそうではありません。

ハーバード大学の研究によると、ネットワークビジネスのディストリビューターが実際にビジネスメンバーをスポンサリングできる人数は平均2.3人だったというデータを発表しました。このデータから報酬プランの研究をして、生まれたのがバイナリーです。現在1番多く採用されているバイナリーのルールは、1人が2人だけを紹介するルールとなっています。

バイナリーは口コミの実態に即したプランといえるかもしれません。

ですが一方でデメリットもあり

もし、自分が3人以上紹介できるとすると、自分の直接ではなく2段目以降に付ける形になります。すると、2段目のポジションの人は何もしなくてもダウンが増えていくことになります。

パワーのあるディストリビューターなら「私があなたの分も頑張るから安心して」といった営業文句を使い、ダウンに楽をさせながら組織を構築できる。

半面、何もやらなくてもお金が入ってくるような人間が生まれてしまう可能性もあり、強い組織が構築されるかどうかは疑問です。

卒業させればウハウハ「ブレイクアウェイ」

ブレイクアウェイとは英語で「離脱」といったような意味があります。
自身の持っているグループから優秀なリーダーを育成し、そのリーダーが一定のタイトルを獲得するとブレイクアウェイし「離脱」します。
自身のグループから離脱するので直接的な報酬は減りますが、離脱したグループの売上〇%が入ってくる仕組みですので基本的にはどんどん育てて離脱してもらえば権利収入になるということになります。

なんとも夢がありそうなプランですが当然メリットデメリットがあります。

ブレイクアウェイのメリット
・アップラインのグループから独立(ブレイクアウェイ)することで大きな収入になる
・ダウンラインを独立(ブレイクアウェイ)させることにより育成ボーナスが発生する
・商品を小売することができるのでダウンがいなくても収入になりやすい
ブレイクアウェイのデメリット
・独立(ブレイクアウェイ)するまでが時間がかかる
・ダウンが独立(ブレイクアウェイ)すると一時的に収入が減ることがある
・人脈の数がないと成功しにくい
・ダウン育成に時間がかかる

解説されているように、「小売り」が成果に反映されるため、あと少しでノルマが達成できる状況になると自身で買い込んでしまったり、グループに買うよう指示をしたり、無理をしてしまうこともあるようです。

ハードルが低い「ユニレベル」

自身が紹介した人を1世代と数え、数世代までの売上のうち〇%が報酬として支払われるプランです。
バイナリーとは違い、自身のラインすべてが報酬対象となります。
報酬として得られる世代が決まっている為、自身の直下をどれだけ勧誘できるかに左右されます。
また、支払い条件などによっては「なかなか報酬が入ってこない」といったこともあるようです。

世代が限定されているので夢があるかどうかはその会社のプランによりますが、
還元率や世代数は良くチェックしてから取り組む方が良いでしょう。

ユニレベルのメリットとしては、たった1人の紹介を出すだけでラッキーパンチで報酬を得られるチャンスがあることでしょう。
図のように、自分がAを紹介したら、Aがその後大量に紹介を出し、その下がえらいことになる可能性もあります。

逆にユニレベルのデメリットとしては、自分が直紹介を増やせば増やすほど下位会員にとっての他系列(ライバル)が増え、利益を得にくくなるという点です。

結局は自分の近いところで広めれば広めるほど、ダウンも自身と同じようなエリア・生い立ちの人たちですから、新規の勧誘が窮屈になる可能性もありそうです。

リーダーが引っ張る「マトリックス」

表現方法については悩むところになりますが、幅と高さがきまっているで自身のダウンにつけられる人数があらかじめ決まっている(制限されている)プランです。
1~3世代で報酬が高めに設定されており、有能なリーダーであれば自身で1~3世代をリクルートしてくるようなこともありえます。

マトリックスはオーバーライドですので、2系も3系もレベル1~3の合計の45%が最大還元率になり、同じです。
ところが、制限幅ツリーで配置できる人数に上限があるため、図のように仮に2系・3系にフルマックスでポジショニングされた場合、2系だとレベル3までで14人、3系だとレベル3までで39人が最大で配置できる人数となります。
無制限幅ツリーであれば人数制限がないので、報酬還元の対象レベルの中に人を配置すれば全て報酬の対象内になりますが、マトリックスの場合は縦の深さも横の深さも制限加えられることになります

こちらも正直なところ採用している会社の裁量でどうにでもなってしまう仕組みですが、最大数については要チェックです。

弱点を補う「ハイブリッド」

色々な仕組みがありますが結局のところは一長一短。ハイブリッドは少しでもこの短所を埋めるために複数のシステムを組み合わせて構築されたプランを指します。
ですので、ハイブリッドはこれ、といったものがありません。

今ではバイナリーにユニレベルを組み合わせたプランなどが多く採用されているようですが・・
わかりずらい!難しい!複雑すぎる!などで敬遠されることも多いようです。
いいとこ取りプランと言われるハイブリットは初心者から上級者までを広く対応した報酬プランとも言えますが

収入になるまで時間がかかる。しかも小売してもメリットが少ないなどの問題をハイブリットすることで解決される事になります。
複合型プランはそういう必要性から生まれたようです。

組み合わせて弱点を補えて入るものの、プランが複雑化するというのは悩みどころですね。
MLM業界も日々様々な仕組みが考案されており、これから新たに参入する企業では差別化の為にハイブリッドをはじめ複雑な仕組みになることが予想されます。ですが、こういった基本的なプランを理解していれば新しいプランの理解も早いでしょう。

次に読まれている記事

おすすめの記事